お や じ の ひ と り ご と

2006 年 秋版
早いもので、カレンダーはもう11月だ。一年を振り返る時期になった。
少し冷えてきたのでコタツに入って、今年の出来事を思い返そうとしたところへ、うちのわんぱく孫どもが3人で襲いかかってきた。
一番上の孫は、幼稚園の運動会のアルバムをうれしそうに私に見せに来る。
一歳半のちびの孫がそれをひったくって喧嘩になる。真ん中の孫は私の後ろに回りいきなり背中に飛び乗る。
3人とも手加減ということを知らないのでかなり痛い。
最後は我慢できなくなって、大きな声出して叱ることになる。
でもこの頃は3人とも知恵がついて、私の顔色を見ながら叱られる直前で逃げていく。
孫どもは私の甘いことを良く知っている。甘いおじいちゃんなのだ。

さて今年の「那須野ヶ原ファームイン」、ひとつの傾向が出来てきた。家族連れで利用してくれるお客さんが多く、その中に団塊の世代風の熟年夫婦も目立ってきた。もうひとつの傾向は、学校の生徒さんたちの団体が増えてきたことだ。
日帰りだがバス1台で、5月と10月に2日間40人もの中学生が農業を体験しに来てくれた。5月には田植え、10月には稲刈りを体験してもらったわけだ。東京は有明の、学校法人嘉悦学園嘉悦有明中学校2年生たちだ。この中学の生徒さんたちは例年茨城の農場を訪れていたらしいが、先方の農園主が高齢となり今年からうちに・・・ということになった。担当の先生がなかなかできる人だったなぁ。
昨年の春先に下見に那須に来たんだが、背広にネクタイ、革靴という格好だった。正直なところ「だいじょうぶかな?」と思ったが、やおら靴と靴下を脱ぎ、Yシャツの腕をまくって田んぼに入って行った。素足でドロの感触と水温を確かめて納得したようだった。ここまでやる先生も珍しいなと、こちらも生徒さんを迎える決心がつき楽しみになった。
写真の笑顔は10月の稲刈りのときに撮ったものだ。来年はバス4台ぐらいで来てくれるらしい。120人ぐらいとなるとうちも家族総出でお迎えしなければなるまい。人を雇ってとやるつもりはない。農作業の楽しみ、辛さも私自身の言葉で話をすることが私の目標なんだから、大変でも今のやり方を曲げるつもりはない。少し、今年も目標に近づいた。もう一歩、来年も前に出よう。食の大切さ・自然の大切さ・命の大切さを理解してくれる農業応援団が増えるように・・・。
まもなく、この辺でも初雪になるだろう。良い年を、来年もよろしく。


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