お や じ の ひ と り ご と

2007 年 秋1
先日、ある人から「最近ホームページの更新がされていませんね」と言われた。気が付けば早いもので、11月も半ばまで来てしまった。今年一年を振り返るにはちょうど良い時期かもしれない。
日本中で騒がれた、地球温暖化、異常気象、夏の猛暑そして豪雨と何でも揃った一年であった。酪農家としては、自然の変化には敏感になるのは当然だが、この頃の現象は、今までの常識が当てはまらないような気がしてならない。
ご先祖様から代々言い伝えられてきた事と最近の出来事は、少しずれてきている。だから予測が難しい。田んぼの水の温度、稲の葉の色、牛の鳴き声などに一層注意を払う事になる。幸いうちの作柄は平年並みであった。米の出来も良く、ホッとしている。ただ、米の値段が下がった事は農家にとって大きな打撃だ。これは那須だけではなく全国的な問題で、特に高級米を作ってきた新潟の農家や、田を借りて米を作っている農家は大変だろう。厳しい自然環境、政府の施策などが原因でますます農業をやる人間が減っていくことは心配だ。

そんな心配を少しでも無くすように、私なりに頑張ってきたつもりだ。そう、毎年東京の生徒さん達の農業体験。今年も、5月2日、「私立かえつ有明中学校」の二年生200人以上がバス6台でやってきた(上)。
手や足だけではなく、おそろいの体操着も泥んこにして田植え体験。笑顔と歓声の子供たちだけではなくて、ハンドスピーカーを持って指導する先生の笑顔も印象に残った(右)。
田んぼの水と泥の感触をたっぷりと楽しんでもらえたと思う。

五ヵ月後の9月29日、今度は稲刈り体験。まず那須野が原ファームインの研修ホールでじょうずな稲刈りの説明、そして自分たちで稲を植えた田に出て稲刈り。鎌を持つ手が危ないけど、これも経験、何とか無事に稲刈りも終えることが出来た(左)。
たった二日間の農業体験だが、小さな苗を植え、重い稲穂をつけた稲を刈る、少しでも生き物を育てる意味とか喜びを感じてくれたらいいなと考える。この体験が日本人の持っているDNAを刺激してくれる事を願う。200人のうち一人でもいいから・・・。
さて年内にもう一度このページを更新するつもりだ。次回は「モーモー スクール」の 話をしよう。


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