前回のお話は、子供たちを東京から那須へ呼んで、田植えと稲刈りを体験してもらった話だった。今日はこちらから都会へ出かける酪農の出前のお話をしよう。
「わくわく モーモー・スクール」、分かりやすく言えば、牧場から乳牛を小学校に連れて行って、子供たちに牛に触ってもらい、乳搾りなどを経験してもらう楽しいイベントだ。
私は今年2回手伝った。前回は10月26日、そうだ、関東に台風が接近して来てあいにくのお天気、というか大荒れのお天気だった。そんな日だったが、楽しみにして待っててくれた子供たちが100人ほど集まった。
その前は、東京都稲城市の「長峰小学校」で6月21日にやった。この日は良い天気で、近くの幼稚園児や小学生とそのお父さん・お母さん400人ぐらいが参加して、大いに盛り上がった。埼玉の牧場から、子牛2頭と親牛1頭を連れてった。子供たちは、初めビクビクでなかなかそばに寄らない。無理もない、子牛といっても自分たちよりかなり大きい。近頃の都会っ子たちは、生き物に触る機会が少ないせいか、ネコでも怖がって触らないそうだ。ウチの孫たちは絶対にそんなことはないけど違うんだね。子牛たちに午前と午後、ミルクをやってもらう。へっぴり腰で、恐る恐るやってた子供たちもだんだん慣れて、しまいにはすっかり仲良しになってしまう。乳搾りも同じで、キャーキャー歓声を上げて夢中である。会場の中の教室でメーカーのお姉さんたちに、ケーキやチーズを作ってもらった。牛乳を使ったお料理体験教室だね。
およそ5年前から全国で始まったこのイベントは、「中央酪農会議」が音頭を取って「地域交流牧場」という組織を作り、牛乳をもっともっと飲んでもらうこと狙っている。私の様な酪農教育ファームとか乳業各社から毎回40人ぐらいのボランティアが参加して運営している。牛乳の普及活動なんだけど、子牛などかわいい生き物を通じて命の大切さを子供たちにお話しする講演もある。講師の先生の中には、いいおやじの私が聞いても思わず涙ぐんでしまうぐらい上手に話す先生もいて、子供たちに良い影響を与えていると思う。生き物に触って、命の大切さを聞く、周りでこんな機会が増えれば世の中変わると思うね。そんな想いで「モーモー・スクール」やっている。来年も2回ぐらいお手伝いをしようと思っている。興味のある人は電話ででもお問い合わせください。皆さんのところへ行けるかもしれません。
さて今年もあとわずか。次回は那須の冬の様子をお知らせしたいな。
良いお年を・・・・・
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