| 2008 年 初夏 |
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那須の桜もアッという間に散ってしまった。代わりに野山には春の草花が咲く良い季節だ。ゴールデンウィークからは、農家にとって忙しい、一番忙しい季節なんだな。しかし難儀に思うわけではなくて、かえって心がはずむ楽しみな時期なんだよ。さて今日は前回お約束した乳牛の美人コンテストのお話をしようか。 4月17日、この日は朝のうちは雨交じりの天気だったが、午後からは回復してイベント日和になった。乳牛の美人コンテスト、正式には「酪農とちぎホルスタイン共進会」という、ちょっと長い名前が付けられている。毎年、県北と県南で交互に開かれる酪農家のお祭りだ。 今年は県南の会場の番で、うちから車で1時間ぐらいの高根沢町のふれあい牧場で開かれ、第1部から9部までに86頭が出品した。審査は、体型・毛のつや・乳器(オッパイ)などを二人の審査員が採点していく。この祭りは、乳牛のコンテストだけではなくて、乳牛の改良とか酪農家の経営向上に関する情報交換の場でもある。 肝心のコンテストだが、うちは第1部に出品して、結果は残念ながら4位。ちょっと期待はずれであったが、うちのNo.1、本命、一押しの牛が前日から体調を崩してしまって出場できなかったから仕方ないか……。 高位入賞牛は、さすがに体型から何から堂々としたものでさすがに素晴らしい。いつかこんな牛たちを育てて、一緒に暮らしたいものだ。
第1部の結果はふるわなかったが、うちの孫、小学校2年生になった聖也がジュニアショウにチャレンジして、参加9名中なんと最高位賞に見事輝いた!ジュニアショウというのは、幼稚園から小学校高学年までの子供たちの牛の扱い方を審査するもので、牛に親しませ将来の後継者を育てようとするイベントである。孫の聖也は、父親より大きなトロフィーをもらってよほど嬉しかったのだろう、家に帰ってからもみんなに自慢していた。息子、孫と後継者に恵まれてうちは幸せだな。 しかし、日本の農業、農家の将来は決して明るい話ばかりではない。生産物の価格が再生産につながらないような価格では、孫たちが自信と夢の持てる時代ではない……。 また愚痴になってしまった。孫たちに少しでも明るい農業の土台を残す様に頑張ろう。
さて次回だが、食品の安全とか環境とかここ半年ぐらいで消費者と生産者の意識が大きく変わってきたのではないかな。皆さんもそうではないでしょうか? 安全でおいしい乳製品の生産についてお話しよう。最後にうちの山で採れたタラの芽をおばあちゃんが天ぷらにしてくれたので写真で紹介しよう。こんな山菜を食べてみたい人、那須野が原ファームインに寄ってみて……これぐらいだったらお金はいただきませんよ。 |